<疲れ>食事と習慣

疲れやすい人の生活習慣の改善

疲れやすい、だるい、疲れが取れない。

地味な疲れはボディーブローのようにじわじわ効いてきます。

子供の頃に感じていた身体中に元気がみなぎる一日を思い出したいですよね。

疲れやすい体質は食事と運動、つまり生活習慣から来ていると考えられます。

食事と運動で体質を改善して、疲れやすい身体とサヨナラしましょう。


疲れやすいのは食生活が原因かも

疲れやすい身体は、偏った食生活から作られます。

あなたの食事はどのようになっていますか。

スタミナをつけるためと称して焼肉やうな重を腹いっぱい食べよう、という人がいますがこれは間違った改善法です。

栄養が偏ってしまうし消化に体力を使うからです。

疲れやすい体質の改善には、バランスのいい食事が大切です。

過激なダイエット、偏食、間違った健康法などによって結果的に栄養バランスが崩れ、疲れやすいと感じていることがあるようです。

<鉄分不足>

鉄分は身体中に酸素をおくるのに必要なミネラルです。

鉄分が不足すると疲れやすくなり、だるさを覚えたり、貧血につながることもあります。

<誤ったダイエット>

ダイエットはしっかり計画して食事と運動の両面で長い期間をかけて進めるものです。

食事制限だけの過激なダイエットだと、身体を動かすためのカロリー不足になり、だるさを覚えたり疲れやすくなったりします。

<ビタミンB群不足>

ビタミンB群はいろんな役割を持っています。ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに代謝するときに必要です。

ビタミンB2はたんぱく質や脂質、糖類を代謝するのに欠かせません。

食べたものをエネルギーに変えるためにはビタミンB群が不可欠なのです。


疲れやすい症状に効く食べ物

栄養バランスを整えると疲れやすいことを改善することができます。

<鉄分>

ほうれん草、レバー、牡蠣、大豆食品、小松菜、レーズンなど

<ビタミンB1>

豚肉、ナッツ類、雑穀など

<ビタミンB2>

卵、レバー、乳製品、魚、緑黄色野菜など

ビタミンB群は栄養の吸収を助ける役割を持っています。

このようにそれぞれの栄養素は補いあう形で機能します。

栄養の「バランス」が大事と言われるのはそのためです。

「これだけ」を食べていれば大丈夫、という食物はありません。

疲れやすい身体を改善するとしたら、崩れたバランスを修正するところから始める必要があるのです。


疲労のタイプ

<肉体疲労>

肉体労働や運動で乳酸が貯まると肉体疲労につながります。

疲労物質である乳酸は貯めこまないことが大切です。

クエン酸を含む食品(お酢や酸っぱい果物など)をこまめにとっておく、マッサージや入浴で血行を促進するなどの改善策をとりましょう。

<精神的疲労>

精神的な疲労は免疫力の低下を招いたりします。

改善のために最も大事なのは休息ですが、ポリフェノールなどの抗酸化作用を持つ成分を含む食品(きのこ類、果物など)をしっかりとっておきましょう。

<食欲不振(夏バテ)>

水分の摂り過ぎで胃液が薄まり消化能力が落ちて食欲も低下、結果としてバテるのが夏バテの正体です。

まずは過剰な水分摂取を抑え、香辛料や柑橘類などの刺激を利用して食欲をかきたてましょう。

ネバネバする食品に含まれるムチンには消化吸収を助ける効果があります。

オクラ、長芋などをとるようにしましょう。


疲れやすい人の運動習慣

疲れやすいとはどういうことでしょうか。

持久力がないということです。

運動というと筋トレじゃジョギングが思い浮かびますが、疲れやすい体質の改善に役立つのはジョギングや水泳などの有酸素運動です。

心肺能力や循環器系が弱いと身体に充分な血液を送ることができずに疲れやすくなります。

運動といっても瞬間的に大きな力を出す必要はありません。

ゆっくりでもいいので長時間がんばることができる身体であれば、ちょっとやそっとのことでは疲れにくくなります。

30分程度のウォーキングからはじめてみてはいかがでしょう。


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